使えるシステムから使いたいシステムへ、有限会社アテージ

開発で使っているUbuntu12.04のパッケージのemacsのバージョンが23ということもあり、23を使っていたのですが、先日遅ればせながら24にアップデートしてパッケージ周りを見直しました。便利なパッケージや設定を紹介します。

パッケージ管理

24からpackage.elが標準でバンドルされていて、melpla、marmaladeという非公式なリポジトリも利用可能です。

フォント設定

いままでVLゴシックを使っていましたが、Ricty Diminishedに移行しました。

ttfファイルを~/.fontsにコピーしてフォントキャッシュを再作成して~/.emacs.d/init.elに以下を追加すればOKです。

フォントキャッシュの再作成

helm

anythingの後継で、関連パッケージの開発も活発に行われています。キーバインドに違和感があるのでキーバインドを変更しています。

icicles

multi-term

複数のターミナルを開くことができます。24.3からは文字色の指定方法が変更されています。

migemo

ローマ字入力で日本語検索ができます。ruby版を使っていましたが、C版に移行しました。Ubuntu12.04にはcmigemoのパッケージも用意されていますが、辞書ファイルの文字コードがUTF-8ではないので、ソースから入れました。

magit, git-gutter

バージョン管理システムgit関連。magitは従来から使っていたのですが、git-gutterを新たに追加しました。コミットからの変更箇所が一目で分かります。

flycheck

構文チェックにはflymakeを使っていましたが、flycheckに移行しました。flymakeは言語ごとにパッケージをインストールする必要がありましたが、flycheckではそれ自身で多くの言語に対応していて簡単に導入できます。

web-mode

htmlの編集にはhtml-helper-modeを使っていましたが、インデントに不満がありました。web-modeでインデントの問題が解消されました。

elscreen

emacs上でscreenライクなインターフェイスを実現できます。パッケージからインストールした新しいバージョンでは、以下の1行を書くだけで利用できます。最近はtabbarというパッケージもあるようです。

sdic

英辞郎の検索に使っています。

mozc

emacsで日本語入力にmozcが使えます。

w3m

emacsでw3mが使えます。

sequential-command

コマンドを連続入力した場合に動作を変えることができます。ちょっとしたツールですが便利です。

各種言語モード

php-mode, js2-mode, less-css-mode, ruby-mode, lua-modeなどの言語モードを使っています。

他にもいくつか使ってるモードもありますが、主なものをざっと並べてみました。