WordPressのコンタクトフォームなどのプラグインでは、メールの送信には通常wp_mail()関数が使われています。そのため、そのままでは外部のSMTPサーバーに直接メールを送信することができません。これを解決するためのプラグインがいくつかありますが、今回はCimy Swift SMTPをご紹介いたします。

wp_mail()関数について

wp_mail()関数は、wp-includes/pluggable.phpで定義されていますが、その中ではPHPMailerが使われています。

PHPMailerには、mail()関数以外にSMTPサーバーに直接接続して送信する機能もありますが、管理画面で簡単に設定を変更できるようになっておらず、デフォルトのwp_mail()関数に手を入れる必要があります。

プラグインは、wp-includes/pluggable.phpの前に読み込まれますので、プラグインを使ってwp_mail()関数を上書きしてオリジナルのwp_mail()を使うことができます。Cimy Swift SMTPもこの仕掛けを使って実装されています。

Cimy Swift SMTP

Cimy Swift SMTPのwp_mail()関数の中では、Swift Mailerというメール送信用のライブラリを使っています。

インストールは、いつもどおりzipファイルを解凍、wp-content/pluginsにコピーして、管理画面から有効化するだけです。設定メニューにCimy Swift SMTPの項目が現れ、クリックすると以下の画面が表示されます。後は環境にあわせて設定すれば、SMTPサーバーに直接メール送信できます。