使えるシステムから使いたいシステムへ、有限会社アテージ

MuninでMySQLを監視してみました。

長くなりますので、3回に分けます。

  1. インストール
  2. Munin nodeの設定、起動
  3. Munin masterの設定、実行

Ubuntu12.04のパッケージのバージョンは古いので、ソースからインストールしてみます。

Muninのソースをダウンロード

展開してINSTALLというファイルに従ってインストールします。

MuninはPerlで書かれていて、Perlのモジュールをいろいろ入れる必要がありますが、ひとまずMuninをインストールしてしまいます。

“munin”というアカウントを作成、インストール

インストール場所などはMakefile.configで変更できます。今回は変更しないでインストールします。/opt/muninや/etc/opt/muninにファイルが作られます。

Muninの動作の仕組み

各ホストでmunin nodeを実行して情報を収集、その情報をmunin masterが収集するという仕組みです。ここに詳しい用語の説明があります。

munin nodeを実行

必要なPerlモジュールが見つからないというメッセージが出力されたら順次インストールします。

以下のメッセージが出力されたら、ひとまずmunin nodeは置いておいておきます。

munin masterを実行

munin nodeのときと同じように不足しているPerlモジュールをインストールします。

以下のメッセージが表示されたらRRDToolsをインストールします。

RRDToolのインストール

RRDToolは、ログやそのグラフ化など行うツールで、muninが多くをこのツールに依っています。

rrdtoolもデフォルトでは/optの下にインストールされ、その中に.soがありますのでパスを通しておきます。ld.so.confにパスを追加してldconfigを実行します。

各言語のバインディングはbindingsの下にあります。

munin-cronを実行して以下のメッセージが出力されればひとますOKです。

今回はここまで、次回はMunin nodeの設定です。